かんけり日和。

図書館の本の読書感想や日常のことなど。

EVOの入ってきた獣道について。

昨日はスト6の一大イベント、MenaRD(以降、メナ)vs梅原大吾の10先が行われる、EVO LEGENDSというものが開催された。

 

メナと梅原大吾のカード以外にも2つ対戦が行われていたが、特に二人のカードは「獣道」と銘打たれ、カプコンカップやEWCという競技シーンの二大大会とも遜色ないほど、いやそれ以上の注目を集めていたように思える。

 

元々この獣道というタイトルは梅原大吾が2017年頃から開催していた因縁のある競技者同士を戦わせるイベントで、ウメハラ自身も参加していた。

 

当時はウメハラの個人開催だったこともあって、今回のように興行メインの様相は全くなく、アングラな雰囲気に包まれていた。

 

対して、今回の獣道は正直カネのにおいにまみれていて、おまけに現場はスト6になって諸々開かれるようになった対戦イベントと比べても最低クラスの出来栄えだった。

いくらなんでも1時間おくれは待たせすぎだろう。リハーサルもしていなかったのではなかろうか。

 

結果としてはウメハラをメナが下し、新しい格ゲーの歴史が幕を開けたような予感を覚えさせるものだったのだが、はたしてこの大会をこんな形にしてしまってよかったのだろうか。

 

Rejectの試合後のXの投稿もやはりどこか緊張感にかける。

敗戦後のウメハラと酒を酌み交わすチームの面々の写真が挙げられたのだが、獣道はプライドを削る試合であり、負けた側はただ去るのみだったはず。

 

決して興行的にしてほしくないというわけではないが、これまでの獣道というブランドが崩れ去ってしまったかのような印象を受け、少しショックなのであった。

 

それにしても、ウメハラは敗れたとはいえ、なにかまだ次を感じさせるような出来ではあった。奇跡の復活を遂げることはあるのだろうか?

また、ある意味ウメハラという最大のブランドの効力は少なくとも現場では少し薄れたように感じてはいたが、それが現実味を帯びてきた。彼のようなスーパースター生まれるのだろうか?メナがそうなるのかなあ。

 

なんというか、獣道を彩る重要な要素として、「プレイヤーの因縁」とか「人となり」というものがあって、プレイヤーにとことん焦点をあてるからこそ面白いという部分はあった。

メナもウメハラもシーンへの大きなリスペクトを感じるし、やはり大好きなのだが、以降のプロツアーに戻ってしまうと、結局またここに触れていく大会が少ない。

 

以前、ウメハラがカプコンカップの配信が有料化した際に、やはり大会の形式が悪く、プレイヤーひとりひとりに焦点のあたる形式にした方が良いと意見を言っていた。

それは僕もそう思う。今は別に誰が勝ってもそんなに驚きもなく、またどういう人物かもよくわからない。それが本当にもったいない。

 

今後、この獣道というシリーズ、またはEVO LEGENDSというシリーズは続いていくと思うのだが、次回からはぜひ、運営の強化、またプレイヤーへのフォーカスを御願いしたい。正直、メナ対ウメハラの前の2試合の前座っぷりがかわいそうだった。

 

そして最後に。

前述のカプコンカップ配信有料化の際のウメハラの意見に、こんな一幕もあった。

 

「俺とメナだったら金払うっしょ?」

 

実際どうだったのかは言うまでもない。

あなたは伝説だ。客の呼べるゲーマーはあなただけだった。そしてこれからも伝説でありつづけてほしい。

 

メナも、もっともっと偉大になってくれ。